実家で帰省中に母ちゃんと弟と秒速5センチメートルを観た。
んで、世の中には秒速五センチメートルの感想を書いたブログが死ぬ程あると思うけど、それでも感想が書きたい。
感想をアウトプットしてくなる結末というか、結末がリアルな残念な感じでなんか胸にしまっておけない・・・
そんな感じでした。
秒速5センチメートルとは?
秒速5センチメートルって言うのは「君の名は」とか今やってる「天気の子」とかで有名な新海誠監督の作品。
- 出版社/メーカー: コミックス・ウェーブ・フィルム
- 発売日: 2008/04/18
- メディア: Blu-ray
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君の名はとかと違ってスッキリしない、鬱な結末になるって有名な作品です。
実際見てみてすげー辛い気持ちになりました。
でもやっぱりインパクトは凄い。
こうやって感想をアウトプットしたくなる、そんな作品です。
僕は評論家でもないし、アニメにも映画にも詳しくないので、素人として感じた事を書いていきます。
長くなりそうなので分けて書きますね。
一気に書くと疲れちゃうからさ。
観てるだけでも疲れたしね、これ。
秒速5センチメートルのあらすじ
秒速5センチメートルは、最終的に報われることのない男女2人の恋の話です。
いきなりネタバレですね。
その通り、この恋は成就しないんです。
その成就しない恋の捉え方の違いに切なくなっちゃうんですよね。
特に男の子は。
話は3話構成となってます。
第1話
第1話は中学時代の話。
主人公の貴樹と幼馴染の明里の話です。
中2の途中の話ですね。
2人は元々仲が良くて一緒に東京の小学校に通っていたのだけど、明里が転校で栃木に引っ越してしまう。
引っ越した後も、文通を続ける(当時はまだスマホ以前にケータイすらない!)んだけど、貴樹もお父さんが転勤族で貴樹も鹿児島に引っ越しが決まる。
んで、鹿児島行く前に「会おうよ!」って事で栃木の岩舟って駅まで会いに行くって話。
途中、雪で電車が止まって約束の時間に2時間くらい遅れちゃうんだけど、基本的に話のメインは道中の貴樹の心の描写。
約束に遅れてしまう、という焦りとか
1人で遠くまで行く事の不安とか
そういう描写が細かくある。
その間もケータイないから明里に連絡取れないんだよね。
焦りと不安の描写が凄くリアル。
結果、2時間くらい遅れて岩舟駅に着くんだけど、明里ちゃんは駅で待っててくれてて、色々と話をして最後はキスまでして、お互いの気持ちを確かめ合う。
一晩中一緒にいて(如何わしい描写はない)最後は電車で「私達、きっと大丈夫だから」(ちょっと記憶が曖昧で違うかも)とか言いながら別れる。
そこで終わり。
ここで終われば幸せな感じだったのに・・・
ここまで観てすげー微妙な切ない気持ちになります。
思春期特有の相手を好きになるんだけど、どうして良いかが分からないような気持ち、経験ありませんか?
まさにそんな感じをリアルに思い出しました。
この時点では凄くピュアな少年少女の恋の話ですよね。
ここで終わったりとか、都合よく2人がどこかで再会して結婚しました!とかなら凄く救いがあると言うか、幸せな感じに出来たのにね。
でも、そー言う風にしちゃったらこんなに話題にならなかったんでしょう。
第1話の感想
さっきも書いたけど、ここまでは胸がこそばゆくなるような、誰しもが若い時に経験した記憶がありそうな恋の話。
ここまではね。
でも、ネタバレしちゃうと結局、この岩舟駅での再会が2人が直接顔を合わせた最後の時になります。
ここで過ごした最高に尊い時間が貴樹の足かせになるって話なのです。
ここまで人を好きになるっていうのはきっと始めての経験で、貴樹はこの時間とこの時間を一緒に過ごした明里の事をずっと忘れられないんですね。
最高に幸せな時間を人生の前半で経験してしまったが為の不幸。
モテない僕には分かりませんが笑
他にも中学生の時を凄く思い出してしまうような描写が沢山。
例えば、中学生の時東京から栃木に行くってもう大冒険だと思うんですよ。
実際、貴樹も大冒険と捉えてたし。
それが普段経験しない場所で雪とかで電車が止まったりとか、凄い不安ですよね。
でも、大人になるとわかるけど、その程度で不安になっちゃう感じがそもそも懐かしく思えませんか?
僕らも実際そういう時があったし。
過去の自分を重ねちゃうとこがあると思うんです。
そういうのが本当にに上手く出来てると思う。
で、明里ちゃんともそう。
中学生の段階で異性と文通してるんだよ?
もう、相手が自分の事が好きだって分かりきってるじゃん。
でも恋愛経験がないとどうして良いのかわからなくなるんだよね。
この気持ちと事実をどう扱ってよいかわからないというか。
そういうくすぐったい感じを上手く表現してて、それだけでも切なくなります。
あー俺はもうこの頃には戻れないんだなーって。
今日はここまで。
明日、続きを書きますね。
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